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旅先で御朱印帳を思わず衝動買い!そこから御朱印を頂く為に神社を参拝する日々に
大阪府豊中市の北東。
千里中央駅よりほど近くにある江戸初期より拓かれた上新田集落。
その成り立ちと共にムラを見守ってきた上新田天神社(通称千里天神)がマンション建設による景観問題に揺れております。
(在りし日の天神社と上新田集落・空撮写真:緑の建物の上に樹木に埋もれる様な形で見えている部分がお社です)
神社の所有地は凡そこの緑地の左下四分の一で、残りの3/4が村の共有地と個人所有の土地だったのですが、全体で社を護る杜として機能している場所だと聞いております。
特に社の裏側には竹が生い茂り、千里中央駅から上新田集落への抜け道ともいえるこの様な立派な小道がその竹林の中を通っていたようです。
この風景は豊中市でも希少なものとして豊中百景の一つとして認定され、この上新田地区だけでなく、千里中央はもとより豊中市民共有の精神的な財産でありました。
しかしながら、この豊かな緑の山林は上新田天神社社有地を残しほぼ失われました。
都市再開発という名の元に宅地として整備される事になり、森を伐採し、杜の痕跡はもう跡形も残っておりません。
土地の所有権は地権者のものであり、森を宅地にした事自体は悲しむべき事ですが、既に失われてしまった事もあり、鎮守の杜を守る会や神社の方も致し方無いという考えを持っております。(この杜を無くした事にもご不満をお持ちの方も会の内外で多数いらっしゃるようではありますが)
但し、私も含めたこの神社の崇敬者、氏子地域の方でも譲れないラインというものがあります。
今、この跡地に計画されているのが神社のお社を遥かに見下ろす12階建ての高層マンションなのです。
(シミュレート図:神戸大の建築関係の研究者の方の協力で作成)
私たちはこの参拝者を威圧するようなマンションの建設計画を認めるわけには参りません。
現在、この社殿の真裏に相当する用地を取得した近畿日本鉄道、関西電力、伊藤忠商事の各子会社、近鉄不動産、MID都市開発、伊藤忠都市開発の三社によって、行政手続きを済ませ建設に着手しようとしております。
関西で創業し、全国有数の一流企業にまで成ったこの三社。
その子会社が関西の文化破壊・景観破壊に金の為に積極的に携わろうとする。
非常に悲しい話です。
見過ごしては成らない、誰かが声を上げないといけないという思いで、半ば自然発生的に崇敬者の中からマンション計画への反対運動が起こっております。
景観問題、自然破壊、神社文化を侵すものと計画に反対し集まっている理由は様々ですが、小規模な会として結成し徐々に賛同者も増えてきております。
会の街頭署名活動に直接参加して下さる方、問題を知って署名をして頂いている8000名を超える方々、そして会への間接支援という形で署名用紙を置かせて頂いている神社さん等、小さな集まりから始まった運動ですが、少しずつ少しずつ広がりを見せてきております。
当地域の方以外にはコップの中の戦争程度に見えるかもしれませんが、この地域で起こっている事は全国のどこででも起こりうる話です。
この件を身近な問題として想像して頂けないでしょうか。
そしてその上でご助力頂ければ幸いです。
参考リンク:上新田の鎮守の杜を守る会・公式HP
※元々表に出していた記事では「近鉄さんにがっかりです」等の表現を多用し、近鉄さんだけに対する不満を述べておりましたので表に出す記事を差し替えます。
近鉄さんにはがっかりですという思いは今でも持ってるのですがね。
2012/9/17 御朱印収集記
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