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弓弦羽神社(兵庫県神戸市東灘区)

弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ・みちびきの宮)

保久良神社より西に。

保久良さん参拝から週を跨いでなので、負担はまだましだったのですが、途中の岡本字天王山にある素盞嗚尊神社の上り下りでかなり体力を奪われての巡拝行(石段の参道ですが傾斜などは保久良さんよりきつかった気がします)。

御影の弓弦羽神社に至ります。

 

社のある御影郡家の地名は、神戸市に編入される前の町名の御影とその大字であった郡家から来ており、更に遡ると御影町になる以前の郡家村の領域を指すようであります。(ちなみに少し前まで弓弦羽ノ森なる字名も残っていたようです)

その郡家の名称も律令時代や荘園時代などに郡を治める役所があった由縁で付いた地名とも言われ、古くから開けていた場所であっただろう事は容易に推測されます。

 

さて、社の成立は延暦年間に弓弦羽の森が神領地として定められ、嘉祥二年(894年)に神祠を造営し遷座という記録があります。

元々、この弓弦羽(…後背の六甲山を弓弦羽嶽と呼んでいたようですが)は、神功皇后の三韓征伐の帰路の途上の忍熊王の乱・応神天皇誕生に由縁のある地と伝承に残っており、またその際に熊野大神に祈り力を得たともある事から、この地を選んで熊野大神を祀ったとされております。(神社の成立後に補う形で伝承が作られた可能性も否定しませんが)

ともかく、神祠造営に際して熊野別当から祝文を贈られており、社としての成立以前から熊野との関係は深いようです。

以降、熊野権現宮、みちびきの宮等と呼ばれ周辺地域からの尊崇を受け現在に至っております。

 

境内は広くまた緑の多く整備された社で、郷社もしくは県社かな等と思ってしまう位の社に見える様な社です。

七五三のシーズンに参拝した事もあり、非常に賑わっており、周辺からの信奉も篤いのだろうと見受けられました。

この文章を書く前段階で旧村社であると知り、些か驚いております。

この地域は元住吉神社が遠くないところにありますが、合わせて参拝されると良いかもしれません。

 

【社格】  村社

【御祭神】根本熊野三所権現(伊弉册命、事解之男命、速玉之男命)

今回頂いた御朱印です。

 弓弦羽神社

【所在地】兵庫県神戸市東灘区御影郡家2丁目9-27 →地図

【公式HP】http://www.yuzuruha-jinja.jp/index.html

記事記載神社:保久良神社・鷺森八幡神社(保久良神社御旅所)(兵庫県神戸市東灘区)


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保久良神社・鷺森八幡神社(保久良神社御旅所)(兵庫県神戸市東灘区)

保久良神社(ほくらじんじゃ)・鷺森八幡神社(さぎのもりはちまんじんじゃ)

森の稲荷神社より更に西に歩みを進めてまいります。

この行程、アップダウンの多い丘陵地に恐らく村で管理されている様な比較的小さな八幡神社がいくつかあり、鷺森八幡さんもその一つかな等と考えて向かったわけですが、案内板には鷺宮八幡神社の表記と共に「保久良神社御旅所」なる表記。

社務所があったので鷺宮八幡神社さんの御朱印を頂けると思い戸を叩かせて頂きました。

何もお伝えせずに御朱印をお願いした所、保久良神社の御朱印を拝受してしまったわけで、急ぎ保久良神社に参拝させていただく事に致しました。

保久良神社は御旅所の山手にありますので、そちらから約20分…(上り坂に慣れていないともう少し掛かるかもしれませんが)ひたすら登って行く事になります。

 

とまあ、南長柄八幡宮に次いで、御朱印拝受と参拝が逆順になってしまいました。(参拝前に頂くってのはあまり良く無い行動と個人的には思うのですが)

 

さて、保久良神社の創祀の時期ですが、年代などは伝わっておりません。

神社境内の内外に磐座、磐境があり、その周辺から弥生式の土器や石器類・銅戈等が発見されており、更にそれらが祭祀用の非実用の形状を持っていた事もあり、弥生時代の中期辺りからこの地が古代祭祀の場所だった事が判っているようです。

また、ご祭神の一柱である椎根津彦命は神武東征の先導役となりその功により倭宿禰を賜った方ですが、後にこの地より下った海辺の青木から上陸した伝承等が残っている事とその後裔が古来よりこの社の社頭で篝火を燃やし船の航海を導く目印とした(現代感覚だと灯台というところでしょうか)等の話より考えると、その創祀は神話と歴史の渾然とした時代からの話になってしまうようです。

(尚、中世以降も(やり方においては油を使った灯火になりますが、)尚続き、その役割は江戸時代に至っても続いていたようです)

延喜式にも収載され、本庄九ヶ村の地の重要なお社として今尚参拝者の絶えない状況が続いております。

 

尚、鷺森八幡宮については創立年不詳のお社ですが、江戸時代には存在していたようです。

産の宮の異称を持ち安産夜泣きにご利益がある社として崇敬を集め、明治に保久良神社の御旅所になっております。

 

保久良神社周辺はハイキングコースとしても利用されており、登り勾配がかなり続いております。

社頭の灘の一つ火の灯篭(中世の灯台)の付近から眺める景色は絶景で、天候がよければ遥か関西空港等が見えるようです。

また、神鳴り岩等の巨石、隣地の梅林、そしてそこから六甲から有馬に抜けるコースもあるようで、ハイキングがてら一日掛けてその辺りを回っても面白いのかなとも思います。

 

【社格】 延喜式式内社保久良神社比定社 村社

【御祭神】須佐之男命

大歳御祖命 大国主命 椎根津彦命

今回頂いた御朱印です。

保久良神社  

【所在地】(保久良神社)】兵庫県神戸市東灘区本山町北畑680番地 →地図

(鷺森八幡神社)兵庫県神戸市東灘区本山北町6-2-28 →地図

記事記載神社:稲荷神社(兵庫県神戸市東灘区)南長柄八幡宮(大阪府大阪市北区)


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osoumen

Author:osoumen
神社の御朱印集めのつもりが、いつの間にか徒歩での数珠繋ぎ巡拝の様相に。
最近旧道の曲がりくねった道を見るとどうもわくわくしてきます。

摂津国の神社中心の御朱印五目収集参拝中。

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