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春日神社(大阪府豊中市)・利倉春日神社

春日神社(かすがじんじゃ・利倉春日神社)

日中神明社で大正区内の神社は一通りお参りし、また豊中に戻ります。

前回の豊中市は服部天神宮までご紹介しましたが、そちらから服部の駅を越えひたすら西に、阪神高速の傍にこの神社が鎮座します。

この地域も豊中市内の他の地同様に昔からの荘園で、利倉荘として知られていたそうです。

中世の状況は今一調べきれてませんが、当社が春日神社を名乗る以上藤原氏の荘園もしくは春日大社領として機能していたのかもわかりません。

江戸期以降に遷ると、現在の豊中市に当る土地は戦略上要地に当るようで幕府の政策的に一藩が巨大な領地を形成しないようにモザイク状に譜代や旗本等の領地と天領を設定され、色々な大小名の飛び地になってたりと非常にややこしい土地なんですが、ここは武蔵国岡部藩の安倍氏の飛び地になってた様です。

安倍氏の飛び地は豊中市の他の土地にもあり、桜井谷には陣屋が構えられていたようです。

 

さてそういう土地の鎮守に当る当神社ですが、創建年代、等は不肖なようです。

ただ、淳和天皇の皇后正子妃殿下の難病平癒の祈祷で快癒の礼として寄進を受けた記録が残っており、淳和天皇の在位期間(823-833)には既に社として成立していた事は確実で、無難な表記で800年代以前という形で創建年代が推定されております。(椋橋庄や穂積、服部等周辺は古くからある土地ですので、こちらとこのお社も更に遥かに遡れるかもしれません)

由緒書き上、建武二年となってますが、実際には建武三年の豊島河原の合戦でしょうか、楠正成と足利尊氏の合戦で利倉村が戦火により悉く焼失、神社は類焼を免れ近在の尊崇が非常に大きくなったようです。

後、豊中の他の神社同様、荒木村重謀叛の際に神社が全焼、織田方武将の高山右近の仕業という事になっております。

後、再建され今でも利倉の地の鎮守として続いております。

 

さて、この神社の興味深い所は”春日神社”なのに春日大神(天児屋命)が御祭りされておりません。

ご祭神は素盞嗚尊一柱で、本来八坂社、祇園社や素盞嗚尊神社等の社号になるはずですが、明治に牛頭天王祠から春日神社に社号を改めているようです。

茨木吹田辺りでよく行われていた信長の寺社破壊除けの為に牛頭天王をお祀りし、社号は従来の春日社であったというのが口伝等で残っていた可能性があるのですね。

一方、1200年前に難病平癒で祈願されておりますが、春日社に祈祷するなら春日大社を選びそうな気もします。

むしろこの時代には素盞嗚尊もしくは少彦名命等の病気平癒に類する神様が祀られていた可能性が高い気もします。

 

今一しっくり来ませんが、都合よく解釈するとすれば、素盞嗚尊の祠→藤原氏領・春日大社領で春日大神を主祭神として勧請→室町時代に牛頭天王社とし春日大神が欠落→明治に牛頭天王を素盞嗚尊に変え社名のみ春日神社にというところでしょうか。

(参考的な話ですが、宮司の方のお話ではご本殿には春日大神をお祭りした形跡があるようです)

 

とまあ、非常に興味深いお社です。

(宮司様が博識で、この件も含めお話し相手になって頂いたので楽しめました)

あと、こちらの近所で豊中市が蛍の養殖を行っておりますので、年に一度だけある見学イベントも合わせて行かれるとより楽しい時間を過ごせるかもしれません。

 

【社格】 村社

【御祭神】素盞嗚尊

今回頂いた御朱印です。

春日神社(豊中利倉)  

【所在地】 大阪府豊中市利倉1-3-14 →地図

記事中記載神社 :神明神社(大阪府大阪市大正区)・日中神明服部天神宮(大阪府豊中市)

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Author:osoumen
神社の御朱印集めのつもりが、いつの間にか徒歩での数珠繋ぎ巡拝の様相に。
最近旧道の曲がりくねった道を見るとどうもわくわくしてきます。

摂津国の神社中心の御朱印五目収集参拝中。

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