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産土神社(大阪府大阪市此花区)

産土神社(うぶすなじんじゃ)

朝日神明社より一度北港通りに戻り道なりに南西へ、道路に接する形でこの産土神社が鎮座します。

 

鎮座地の島屋は周辺の例に漏れず、新田地で大阪の島屋(浅田市兵衛)が開拓した土地になります。

大阪の新田地の地名に屋号や人名が残る土地はかなり多く、今の土地再発事業みたいに収益を当て込んで盛んに金が投じられていた様がよく判ります。

 

この神社はそういう新田地の開発神・鎮守として宝暦十二年(1762)に天照皇大神と住吉大神・宇迦之御魂神の三柱をそれぞれ勧請し創建されました。

創建当時は正連寺川(旧中津川のひとつ)の南岸、現在でいう所の北港大橋南詰の辺りに鎮座していたようです。

室戸台風の被害を受け昭和13年に現在地に遷座、今に至っております。

 

島屋新田の経営は明治以降住友財閥に引き継がれ、住友系の工場倉庫等が散見される住友と共に発展した土地神と考えるとこの神社の見方も変わってくるかもしれません。

【社格】 村社

【御祭神】天照皇大神 住吉大神 宇迦之御魂神

今回頂いた御朱印です。

産土神社(此花)  

【所在地】 大阪府此花区島屋3-13-28 →地図

記事中記載神社 :朝日神明社(大阪府大阪市此花区)

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朝日神明社(大阪府大阪市此花区)

朝日神明社(あさひしんめいしゃ)

澪標住吉神社からまた元の道を戻り四貫島住吉神社方面に。

更にそちらから南西方向の春日出に鎮座するのがこの朝日神明社です。

 

この春日出、元禄期に雑賀屋七兵衛が拓いた土地であり、春日大社に尊崇篤い方であったらしく(同地に新田開拓の祈願の為に春日社を勧請しています)、開拓時に春日明神の神使である鹿がこの地に出で、それを誤って殺した為弔ったという由来より地名が付いているらしいです。(つまり「春日」の神使が「出」でし場所より春日出らしいですね)

 

というわけで、朝日神明社に合祀されている一社の略歴がてら土地の説明をしてみましたが、こちらの社の場合、社名の元になった朝日神明宮の話が中心になるかと思います。

 

この朝日神明宮、浪速三神明の一社として江戸期に称せられる社ですが、朱雀天皇の御世天慶年間の創建された神社で、平将門の乱の平定に赴く平貞盛によってその戦勝を祈願する為に天照皇大神を祀った事により始まっております。

史実に残っている通り940年に貞盛らの軍により平将門は討たれるのですが、この社の事も併せ奏上されたところ、朝敵追討に霊験ありと「朝日宮」の神号を帝より賜る。

以来朝敵追討の際には奉幣使を立てられその祈願をされる社となります。

平氏追討の際には源義経も戦勝を祈願し祈願状を残しているが、直後梶原景時との「逆櫓の論」に際して朝日神明社に祈願し戦勝間違いなしとの思いで景時の論を退けたという逸話から「逆櫓社」とも呼ばれていたようです。

ところがこの社、大阪市中央区神崎町に鎮座し明治までその地に鎮座していたのですが、明治に至り社勢が衰微して行きます。

そこで長堀橋の資産家である豊田宇左衛門がこれを惜しみ、自ら大地主であった此花区川岸町(南新田といわれた新田地である)の鎮守・皇太神社(ご祭神は同じく天照皇大神)と合祀し川岸町に朝日神明社の社号にて鎮座する事になります。

(その際、上述の春日神社を含め二社を合祀しています。)

後、昭和六年、川岸町の工業化が進み神域にも影響が出るに至り、豊田氏の助力により現在地春日出に遷座を果たしております。

 

頂いた社記を掻い摘んで省略したのですが、それでもかなりの文章量になっちゃいました。

熊野九十九王子・坂口王子がこの朝日神明宮旧地であるとの話や、真田幸村の話、更に豊田宇左衛門の話と掘り下げれば掘り下げるほど出てくるびっくり箱みたいな来歴なんですよね。

たまたま祭りの日に行き当たり、人が多い中での参拝になりましたが、落ち着いた日にもう一度参拝したい社です。

【社格】 村社

【御祭神】天照皇大神 倭比賣命 春日大神 菅原道真公

今回頂いた御朱印です。

朝日神明社  

【所在地】 大阪府此花区春日出中1-6-21 →地図

記事中記載神社 :澪標住吉神社(大阪府大阪市此花区)住吉神社(大阪府大阪市此花区)・四貫島住吉神社神明神社(大阪府大阪市大正区)・日中神明露天神社(大阪府大阪市北区)


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Author:osoumen
神社の御朱印集めのつもりが、いつの間にか徒歩での数珠繋ぎ巡拝の様相に。
最近旧道の曲がりくねった道を見るとどうもわくわくしてきます。

摂津国の神社中心の御朱印五目収集参拝中。

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